2007年05月04日

流産の危機

日本の一番の仲良しグループの皆に
妊娠のお知らせメールを送った。


なかなか一人目ができずにいる友人。
流産してしまったばかりの友人。
そんな彼女たちに3人目のお知らせをするのは
どんなふうに伝えようか、ちょっとは考えるわけである。


それで、考えあぐねた結果、
はてしなくぶっきらぼうな文面にしてみたわけである。


それで、仲良しグループに妊娠のお知らせが
終わった。

はずであった。


いや、確かに彼女たちには伝わった。



しかし、ここで過不足アリ。である。

「過」の方である。


こんな失敗初めてだが、
そのぶっきらぼうなメール、
私のアドレス帳のあるグループの全員に
送ってしまったのである。



友達だけならまだいいさ。
他人だけならまだいいさ。


おっそろしいことに、
そこには、
義理の両親が含まれていたのである。

両親である。
義父にも義母にも、
ご丁寧に送ってしまったわけである。

「親に書く手紙も、季節の挨拶は必ず入れなさい」
「人間、ぬかりがあっちゃあ、いけないんだよ」
と、常日頃言っている、義父である。



モチロン、
送ってすぐに気がついた。

ソッコーで日本に電話である。


「今、友達宛にメールを送ったんですが、
間違えてお父さんにも送っちゃったので、
お願いですから、お願いですから
読まずに削除してください。
とてもじゃないけど、お父さんに見せられません」

と、懇願。

にこやかな声で
「はいはい。わかったよぉ」
と流す義父であったが、
もしも読んでいたら、今までにない説教が
ノドモとまで出ているであろう。
(でも、読んだとはいえない立場)


こんなことって、あっていいのだろうか。

私が3年半かけてコツコツと積み上げてきた
嫁としてのキャラは、
間違いなく一瞬にして崩れ去ったはずである。

その、ガラガラという音が、はっきりと聞こえるほどだ。


賽の河原である。
皮肉なことに、積み上げた石を無情にも叩き崩している鬼は
私自身である。



両親に送ってしまったことがわかった瞬間、
私の子宮は今回の妊娠でもっとも収縮した。

痛い。

痛いのだ。


そのワンクリックが私にどれだけのストレスを
与えたか、お察しいただきたい。
そして、自業自得の気分も、ついでにお察しいただきたい。





ボートのレースをテレビで観戦している夫を残し、
寝ることにした。

ベッドに入っても、当然眠れない。
フォローの電話も掛け、フォローのメールも送ったが、
眠れない。


そして、お腹はどんどん痛みを増すばかりである。

バカをいっちゃあいけない。
妊娠お知らせメールをきっかけに流産するなんて
まっぴらゴメンだ。


そう思って、私がしたこと。
夫を呼びに行った。

どこまでもどこまでもお気楽な夫に
ペッタリくっつき、なんとか眠りについた。




翌日、
キッチンでの定番音楽はやめて、

「ここはひとつ!ブルーハーツ!」


リンダリンダーーー!!!!

おー!飛びたいぃ!
もう、何もかも忘れて私も飛びまくりたい!!!!


しかし、それは許されないのである。
なんつったて、妊婦だから。


あああああああ、でも、飛びたいぜぇぇぇぇ!!!!!



あっつい思いを私に抱えさせ、リンダリンダの次にやってきた曲は



気~がぁ 狂いそう

と始まった。


ビンゴ過ぎるだろう。


あんなことになってしまった上に、
気晴らしに酒も飲めず、
飛ぶに飛べず、
気も狂うというもんである。



それもこれも、
全ては妊娠が理由というのも、また皮肉であるが、
お腹の赤ん坊はひとつも悪くない。
そう、悪いのは、私ただ一人である。




更に、

聞こえるか? ガンバレェ! 

だそうだ。


そうなのだ。

この事態を乗り越えて、頑張るしかない。


おぉ!頑張るぜ!!

と気を持ち直した瞬間、



「あぁあぁあ、 なぐさめて あげられない」

ときた。


そりゃ、そうである。
全ては私の凡ミスなんだから。
慰められる余地はないのである。





友人の一人は私に何度も大爆笑して
「ご愁傷様」を連発した。
彼女こそ、私をして
「なんちゃってしっかりさん」と呼ぶ洞察力の持ち主である。

こんな時にナンだが、言われるほどに言い得て妙である。


彼女に爆笑され、ご愁傷様と言われたことで
なぜか吹っ切れた。

嫁としての立場は、死んだも同然ということで
もう、木魚の音も聞こえないところに行ってしまったのである。

輪廻を迎えるその時を、待つしかない身というわけだ。


嫁としての立場を死に追いやったことで
ストレスも一気に軽くなり、流産の危機は
ひとまず乗り越えたと言える。





しかしながら、
昨日のあの瞬間から、
私の脳裏では

郷ひろみが
だから なぁかぁあったことぉにしてぇ(無かったことにして)


と歌いっぱなしである。


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Posted by 蛇足 at 22:43│Comments(9)これでも母
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この記事へのコメント
(大爆笑)
ごめん、ごめんだけど 大爆笑!!!
蛇足の文面 おもしろすぎて ほんとは つらかっただろうに
なんて 面白いんだ(失礼。。)
ブルーハーツの歌 わかるよ! わかるっ!!
あの どすの きいたというか
のどから 体中から ばんばん出す声 あってるねー 今の蛇足に
もう 叫びたい! だよね
それにしても  気が狂いそう ってのも ぴーーーったりだったね。

そして! またまた出たね ごうひろみ☆★
久々に 体中から あふれんばかりに きてたね ごうひろみの歌。

あたしょは 今回の このブログを読んで
ちびまるこの 
ぐるぐる黒い渦が 画面いっぱいになって 
まるこが ひゅうーーーっと 
その黒いぐるぐる渦に のまれて 真ん中に 小さくなって 行く姿を
 蛇足と摩り替えて 思い描いたよ、あ、あれ ともぞうバージョンも あったかも。 まるこや まるこや、、、 と いいつつの

まさに あれだっただろうよ かわいそうに。。。。

‘人間、ぬかりがあっちゃあ、いけないんだよ‘

以前に言われた 義父の言葉 もうれつに 痛いねぇ。。。。。。。。

なぐさめの言葉は 見つからぬ。

開き直るしか 道は ないのだよ。 開き直って はじけましょーよ。

まあ 義父、母 共に 
メールを 見ずに 消してくれたかも、、、、、、しれないじゃん?、、、

もし、、もしも 見ていたのなら 
義父 母に 私から、
ごうひろみの ’なかったことにして‘ のCD(結構売れた←蛇足談)
だけを こっそり 送ってしまいたい 友人心です。
Posted by ゆりーこ at 2007年05月05日 00:21
メールみたかや??

読んですぐスカイプ気分になったが
お出かけ時間がせまっていて無理だったのを
移動時間のメール文にぶつけたが・・・

凄い存在なんだね~笑

そんで今は落ち着いたのかい??
Posted by tomtom at 2007年05月05日 23:56
ゆりーこへ

そう!それだよ!
まるこだよ。
それが一番言い当ててるよ。

まじで久々に
郷ひろみ登場した。


参ったけど、回復したよ。

ありがとね。


tomotmへ
Posted by 蛇足 at 2007年05月06日 19:01
tomtomへ

はぁ。

電話で話したとおり、
今はほっとしてるよ。

お腹の子の事、考えて
知らないフリしてくれてるかも
だけどね。
Posted by 蛇足 at 2007年05月06日 19:06
うわお~~~っ

赤ちゃんの事が気になったが・・・、
おっそろしいことしちゃったね~。(><)

蛇足ちゃんがそういうミスをする感じは無かったけど
なんちゃってしっかりさんなんだね。

ホントここまできたらしっかりした嫁を取っ払っちゃえ!
って言いたいところだけど、
なかなかそうもいかないのかな?

でもこのブログからは吹っ切った感伝わってきます。
赤ちゃん第一で・・・!
Posted by ariari at 2007年05月06日 21:57
ありがとう、、、、、って
大爆笑して ご愁傷様 って 言ってしまったのに
ありがとうなんて (#^.^#)

だいぶ 日が経ったし なかったことに しちゃえ! 自分の中で。

私は よく 最悪すぎる出来事があると 
夢かと 思い込んでしまう性質があるよ。 いいだか わるいだか。。。
Posted by ゆりーこ at 2007年05月06日 22:31
ariariさんへ

tomtomから聞いた?
てか、そのメール自体も見た?


結婚以来、最大のミスと言える。

でも、両親と昨日電話で話したけど
何も変わってなかったよ。

妊婦を気遣ってかな?
と思う。

もう、元気に妊婦してます!


ゆりーこへ

そうなんだ。

もうなかったことにしてる。

でも、昨日も送っちゃった人から
返信来て、
古傷痛む、って感じだったさ。
Posted by 蛇足 at 2007年05月07日 07:23
んあんですか。
私の一言で納得いってたとは・・・
確かに私との電話中に、
なんだか、妙に突然落ち着いたなあと思ってました。
でも、ごめんこれ読んでまた笑ったよ。
流産なりかけ??って心配しつつ読んで損したわ。
けどよけいに笑えた。
Posted by Yoga at 2007年05月08日 15:48
yogaさん

ほんと、あんたの「ご愁傷様」の
お蔭だったわ。

その後、電話でもメールでも
態度は変わらないから
もう、なかったことということで・・・。


でも、今日お義父さんからメール
きてたのは、怖くて開けなかった。
夫に開いてもらったよ。
Posted by 蛇足 at 2007年05月10日 18:14
 
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